フィラリアしょうとは フィラリアと いう 虫が しんぞうに すみついて おこる びょうきです。 フィラリアしょうは、 うつった 犬から ちょくせつ ほかの 犬には うつらず、 フィラリアしょうの犬の ちを すった かが、 ほかの 犬を さすときに うつります。 かが ちを すうときに、 かの からだの中に あった フィラリアの 子虫を 犬に うつし、 そのフィラリアの 子虫が ひふの 下で せいちょうしながら しんぞうの 中や はいの どうみゃくに はいりこんで せいちゅうとなり、 犬の ぜんしんに おもい しょうじょうを おこします。 せいちゅうは 15cmから25cmくらいの、 ちょうどそうめんのような 虫で、 オスと メスが おり、 しんぞうの中で 子虫を 生みます。 このように 大きな 虫ですから、 たくさん きせいすると しんぞうの中が せまくなり、 しんぞうが きそく ただしく けつえきを おくれなくなります。 また、 ながい 虫は 4つに わかれた しんぞうの 中で ちが ぎゃくりゅう しないように はたらく べんなどに からみ、 ぎゃくりゅうを ひきおこすことも あります。 フィラリアに かかると しだいに げんきが なくなり、 さんぽに いきたがらなくなったり、 うんどうを いやがるようになります。
また、 しょくよくが なくなったりする、 などの しょうじょうが みられるようになり、 せきを よくしたり、 おなかに 水が たまったり、 ひんけつに なったりします。 犬フィラリアしょうは かが さすことで うつるので、 かの 出る じきに あわせて よぼうしますが、 よぼうの くすりは 犬が かに さされないように する ための くすりではなく、 犬の からだの中に フィラリアの 子虫が 入ってしまっても せいちゅうになって しんぞうに すみついてしまうまえに ころし、 フィラリアの 子虫が せいちょうしないように することで フィラリアしょうを よぼうする はたらきがあります。 そのため、 ちいきにより すこし さは ありますが、 かが 見られなくなってからも 1〜2ヶ月の あいだ(12月ごろまで)は よぼうやくを のみつづけることが ひつようです。 げんざい、 おもに 月1どの のませる つぶ タイプの くすりが つかわれていますが、 えきたいの タイプや ちゅうしゃなど さまざまな タイプの フィラリア よぼうの くすりが あり、 どうじに からだの そとがわに きせいする 虫を よぼうしたり、 とりのぞいたりできるものや、 おなかの なかに きせいする 虫を とりのぞけるものなどが あります。 よぼうする きかんや ほうほうに ついては じゅういしと よく そうだんし、 そして よぼうを はじめるまえには かならず けつえき けんさを して もらいます。 これは、 もし すでに フィラリアに かんせんしている 犬に よぼうの くすりを あたえると、 この くすりは しんぞうの 中にいる 虫にも えいきょうするので、 おもい ふくさようを おこす かのうせいが あるからです。
かとり せんこうや かとり マットだけでは フィラリア よぼうは かんぜんでは ありません。 かならず よぼうやくを あたえる ようにしましょう。